ふじねこ雑記帳 in ドイツ

日々の生活、時々ドイツ語

【ドイツ語文法】文の接続方法をまとめる 1 (時間)

文の接続

文を作るとき、複数の文を繋げて作ることがよくあると思います。

例えば、「~だから、…した」や、「~している間、…する」等々。

このような時使うのが、主文(Hauptsatz)、副文(Nebensatz)、前置詞(Präposition)です。

主文は、動詞が2番目に来る、ドイツ語の基本の文。

副文は、動詞が最後に来る、主文に付属する文。

前置詞を使って、文を1つの塊として、書き換えることもあります。

 

日本語で、理由を表す場合の例を考えます。

 彼は、口座を開きたいので銀行に行く

という文があります。

ここでは、

 彼は、銀行に行く。

が主文、

 口座を開きたいので、

が副文にあたります。

 

この副文に当たる部分は、ドイツ語では前置詞を使っても表現できます。

 

ドイツ語にしてみると、

 Er geht zur Bank, weil er ein Konto eröffnen will.

となります。

主文は動詞が2番目、副文は動詞が最後です。

この時使っている接続詞が、理由を表すweilですが、これは副文専用(必ず動詞は最後)の接続詞です。

 

同じ意味で、別の表現を考えてみます。

 Er will ein Konto eröffnen, deshalb geht er zur Bank,

 彼は口座を開きたい。ゆえに銀行へ行く。

主文が2つ接続されています。

deshalbは、主文専用(必ず動詞は2番目)の接続詞です。

 

最後に前置詞を使った方法。

 Wegen seines Wunsches der Eröffnung ein Konto, geht er zur Bank.

 口座を開設したいという願望のために、彼は銀行に行きます。

ちょっと例文が良くなくて、前置詞のかたまりが長く、日本語も変ですが。。。

こういう風に書くことも可能です。

Wegenは、理由を表す前置詞です。

 

このように、主文、副文、前置詞それぞれ専用の単語があるので、それをまとめてみます。

今回は、時間に関する単語を表にしてみます。

 

時間を表す接続詞と前置詞

  主文(Hauptsatz) 副文(Nebensatz) 前置詞(Präposition)
~している間に、同時に gleichzeitig während während + Gen.
  zur gleichen Zeit    
  zugleich    
  währenddessen    
~以来 seitdem seitdem seit + Dat.
  seither seit  
~までに bis dahin bis  bis zu + Dat.
~前に davor bevor vor + Dat.
  vorher ehe  
  zuvor    
~後に danach nachdem nach + Dat.
  dann    
  daraufhin    
~の時 damals als bei + Dat.
  da  

 

 

*Gen. = Genetiv (2格)、Dat. = Dativ (3格)

 

「~後に」を例に使ってみます。

1. Maria putzt sich die Zähne. (マリアは歯を磨く。)

  ↓

2. Sie geht ins Bett. (彼女は就寝する。)

の2つの文をdanachで繋ぎます。

 Maria putzt sich die Zähne, danach geht sie ins Bett.

 マリアは歯を磨き、その後、彼女は就寝する。

 

同じ意味をnachdemで表現すると、

 Nachdem Maria sich die Zähne putzt, geht sie ins Bett.

 マリアは歯を磨いた後、就寝する。

nachdemは副文に使うので、動詞のputztが最後になり、2.の文は主文です。

副文を1つの塊と考えて、動詞のgehtが2番目に当たる場所、「,」の後に来ます。

副文の方が、時間的に古いことに注意!

 

最後に、前置詞nachを使ってみます。

 Nach dem Zähneputzen geht Maria ins Bett.

 歯磨きの後、マリアは就寝する。

nachの後は、必ず3格(Dativ)なので、「歯を磨く」を名詞化したものを3格でくっつけます。

後は、前置詞を使った部分を1つの塊と考えて、主文を作ります。

 

同じことを表現するにも、いろいろやり方がありますね。

微妙なニュアンスとかは、ネイティブレベルにならないとわからないのでしょうが、

  •  名詞化(Nominalisierung)してシンプルな文章にする
  •  過去形を書くときは、現在完了形(haben/sein + 過去分詞(Partizip II))ではなく、過去形(Prätaritum)を使う

などすると、知的な感じがするようです。

 

因みに、この2つはC1のSchreibenの試験でも重要だと思います。

うまく使いこなせていたら、採点者も、「おっ!」と感心するそうで、ゲーテの授業でも、よく練習させられました。

 

美しい文章を作ることは、どの言語でも難しいですね。